安全な業者の選び方

悪質なシロアリ業者のチェックポイント

  • 訪問時に会社名や訪問理由をはっきりいわない
  • 具体的な説明もなく工事を始め、工事が終わったと支払いを迫る
  • 公的機関のようにみせかける
  • 床下換気扇などシロアリ防除以外の商品を強く勧める
  • 不安感をあおって、その場ですぐに契約させようとする
  • 安い清掃などからエスカレートし必要のない高額な工事を契約させる
  • 高齢者などの一人暮らし宅におしかけ、断っても帰らない
  • クーリングオフの説明をしない
  • 価格表がない
  • クーリングオフをさせない
  • 見積書を提示しない
  • 社団法人日本しろあり対策協会に加入していない
  • 大幅な値引きをする
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シロアリは普段土の中に住んでいて、そこから家の基礎に侵入してきます。壁や柱にはっきりと被害が出れば誰にでも修理や駆除の必要性は明らかですが、ひっそりと被害が進行していたら素人目にはなかなか点検や駆除が必要であるとは考えないでしょうし、蟻道などのサインがあっても見逃している場合もあるでしょう。また、高齢者だけの家庭では満足な点検ができていないかもしれません。そんなとき、床下無料点検を行う業者が訪ねてきたら、あなたはどうしますか?

ほとんどの家庭では、訪問販売はまず断ると思います。そこで、悪質な業者は『格安で排水管の清掃をします』『無料で床下の点検をしています』など、「それならやってもらおうかな」と思うようなサービスをまず提供します。そうして一度上がりこんだら『このままでは家が倒れる』など不安感を煽り、『耐震工事も、床下換気扇も』と必要のない高額な工事をさせようとします。また、『きょう契約すれば割引になります』『すぐに工事をした方がいい』など、契約や施工を急がせるわりに、見積書や契約書には「工事一式」などとしか書かれておらず明細がない、クーリング・オフの説明をしないなどの特徴があります。

シロアリについての知識を持って定期的に自分で点検していたり、悪徳業者の手口を知っていればそう簡単に騙されはしないでしょう。つまり、悪徳業者に騙される原因のひとつには、消費者の知識不足もあるのです。

じつは、上に挙げた悪質業者の手口は「特定商取引法」という法律に違反した行為です。しかし、シロアリの知識も、法律の知識もない消費者は、「本当に家が倒れるかも」「契約しないと帰ってもらえないのでは…」などの恐怖感から、高額であっても契約してしまうケースがままあります。契約後、家族や知人に相談して契約解除をしようとしても『解約はできない』『値引きするから思いとどまってくれ』などと言ってクーリング・オフを妨害することも違法です。

自治体によっては、条例で「市役所などの公的機関から来たように誤解させること」、「勝手にローン契約を結ばせようとすること」なども禁止している場合があります。

クーリング・オフについて

クーリング・オフとは、契約を解除してなかったことにできる制度のことで、支払った金額を全額返金してもらったり、住宅リフォームの場合は無料で元に戻す(原状回復)を業者に求めることができます。訪問販売、電話勧誘販売などで契約した場合に利用できますが、いくつかの決まりがあります。

  • 法律で定められている書類を受け取った日から8日間に行う
  • 書面(ハガキでよい)で、コピーをとってから配達記録郵便などで送付する

クーリング・オフ期間を過ぎていても、契約書にクーリング・オフについての記載がないなどの不備があったり、業者が『クーリング・オフはできない』とウソを言ったためにできないものと誤解して期間を過ぎてしまったり、業者がクーリング・オフさせないよう脅したりしたために期間を過ぎてしまった場合は可能です。詳しくは、お近くの消費者生活センターに問い合わせ、センターに仲介してもらうことをおすすめします。

★クーリング・オフとは

  • 支払った金額は全額返金される
  • 契約書に「キャンセル料」「違約金」等と記載のある場合でもキャンセル料等は支払う義務はない
  • 工事終了後でもクーリング・オフができる
  • 商品引取りの費用は業者が負担する
  • 住宅の改築などの場合、無料で原状回復を求めることができる

業者選びのポイント

信頼できるシロアリ業者は、どのように選べばいいのでしょうか。まず、無料点検は訪問営業してきたところには頼まないこと。自分で呼ぶ場合にも、新興の業者より歴史のある業者の方が安心でしょう。長年の経験やノウハウがあることもももちろんですが、まず信頼がなくては長くこの仕事を続けることはできないからです。また、業界団体である「社団法人日本しろあり対策協会」の会員であればなお安心です。

点検の際には、上に挙げた「悪徳業者の特徴」に当てはまらないかどうかチェックしていきましょう。断っているのにしつこく営業されたり、勝手に工事をされたりしたらキッパリと断ることが重要です。普段高齢者だけの家庭や主婦しか在宅していない家庭に点検に来てもらう場合は、息子さんや旦那さんなど男性がいるときにすると安心でしょう。

価格については、使用する工法や薬剤、被害の状態や規模などによって変わってきますから、一社だけの見積もりで値段の高い安いを判断することは難しいでしょう。被害があるといわれたら、必ず複数の会社に点検・見積もりを依頼しましょう。また、効果についての保証やアフターサービスはトラブルになりやすいポイントですから、契約前に確認しておきたいことの一つです。わからないところがあったら契約前に細かいところまで確認して、最善の提案を選びたいですね。

財団法人日本しろあり対策教会

昭和34年に発足した業界団体。シロアリ防除についての認定や薬剤の安全性、登録薬剤のリスト、登録業者などを見ることができます。
http:www.hakutaikyo.or.jp